読後感:「相手に伝わる日本語を書く技術」by一ノ坪俊一

前半はつまらなかったが、後半は有益だった。
特に第5章の慣用句の誤用についてと第6章の句読点の打ち方は興味深かった。
私は、言葉の用法に自信がない時、正誤の判断をインターネット検索に頼ることがよくある。ヒット数が多ければ正しい用法、少なければ間違っていると判断するのだ。ところが、今回この本で誤用とされている表現を検索してみてそのヒット数の多さに驚いた。
「愛想をふりまく」や「汚名挽回」などは誤用であることを説明している文が多いようだったが、「暗雲が投げかけられる」「公算がある」「波紋を与える」などは実際の誤用がかなりあるようだ。
気を付けなければ。

相手に伝わる日本語を書く技術 (日経ビジネス人文庫)

相手に伝わる日本語を書く技術 (日経ビジネス人文庫)